秘密にしていることも秘密

私は結婚して6年目です。私がなかなか人に言えないこと、それは主人のことです。もちろん好きで結婚しましたので、私としては文句のない相手なのですが、やはり周りの人に「ご主人はどんな人?」と聞かれると答えにくいポイントが何点かあるのは事実です。それへ何かというと、一つめは、年齢差が16歳であること。最近は年の差婚も増えているので、並んで外出するのもだいぶん慣れてはきましたが、人の多い所へ行くと知り合いに会いたくないためヒヤヒヤしてしまいます。二つめは、主人が仕事をしていないこと。知り合いに主人の仕事を聞かれるたび、「自由業です」と言って詳しくは答えず曖昧にしていますが、本人ももう就職活動するような年齢ではないため、今後も職に就くことはないと思うといつまでも知り合いには主人をぼやかし続けなければならないと息苦しさを感じます。私の親も最初は苦言を呈していましたが、今は私の収入でなんとか生活できており、主人も家事全般をこなす主夫をしてくれているため何も言わなくなりました。三つ目は、宗教のこと。詳しい宗教名は伏せますが、二世の宗教活動をしているため、義理家族も宗教活動をしています。私や実家は無宗教であり、神社も行くしお寺も行くし、教会にだって行けます。しかし、主人の家系はそうはいかず、結婚式もあげることは出来ませんでした。ウエディングドレスを一度でいいから着たかったです。また、友人達に式をあげないのか聞かれるたびに、「お金がないから」と嘘をついて、本当は私が一番式をあげたいのに我慢するのが辛かったです。せめてもの救いは、私に改宗するよう強要はしないことですが、子供たちが今後宗教活動するようになるのかと思うと微妙な気持ちになります。また、世間からはあまり好かれる種類の宗教ではないようなので、うかつに自宅へ友人を呼ぶこともできません。そして、これらの理由で主人のことを周りに紹介出来ないということを主人が知ってしまうと傷つくと思い、これまでもこれからも主人には秘密にしてあります。時折家系が苦しい月には「働いてなくてごめんなさい」と謝られて、私は主人を傷つけないように「大丈夫、来月また頑張って働くから」と答えます。もし結婚相手が主人ではなく、同世代の普通に仕事をしている人だったら、と羨ましくなります。しかし、主人を選んだのは私なので、そんな風に思うことをしてはいけない、と戒めながら生活をしています。他人が聞いても、他人事なので何でそんなこと、と思うかもしれないですが、私にとって決して人には言えないことはこれらのことです。